ご希望の電気会社・水道局・ガス会社情報を無料で検索できます。

施設検索/ホームメイト・リサーチTOP

ホームメイト電気会社・水道局・ガス会社リサーチ

電気会社水道局ガス会社情報

水力発電の歴史



水車を回して製粉や紡績を行なう「水車小屋」は、大昔からありました。しかし、それを発電に応用するようになったのは、19世紀に入ってからです。産業用の水力発電機の原理、つまり車輪を回転させて電気エネルギーを発生させる「ダイナモ」は、フランスの技術者のヒポライト・ピクシーが1832年(天保3年)に発明しました。その後、19世紀後半になって水力を利用した水力発電所が建設されるようになりました。ここでは、水力発電の歴史と最近の動向についてご紹介します。

世界最初の発電所の建設者はエジソン

世界最初の発電所の建設者はエジソン

電気を利用した蓄音機や電球を発明したのは世界の発明王・エジソンですが、彼は1881年(明治14年)、世界で初めてニューヨークに「発電所」をつくり、電灯用の送電を行ないました。彼が建設した世界最初の発電所は「水力」による発電所でした。

世界の水力発電所の歴史

水力発電自体を世界で初めて行なったのは、イギリスのウィリアム・ジョージ・アームストロングで、1878年(明治11年)、自宅の照明用の電力を得るために、自宅から1km離れた場所に水力による発電機を設置したのが始まりです。その後、1881年(明治14年)、エジソンが建設した水力発電所がナイアガラの滝の近くに建設されたことを契機に、水力発電所は建設ラッシュを迎え、1886年(明治19年)にはアメリカとカナダに45の水力発電所が建設され、1889年(明治22年)にはアメリカ国内だけで200の水力発電所が稼働するようになりました。このように、短期間で急速に水力発電所の建設が進んだのです。

日本の水力発電所の歴史

日本でも1888年(明治21年)以降、相次いで水力発電所が建設されました。当初は紡績所や鉱山などの自家用発電所でした。電力会社の営業用の発電所として最初に建設されたのは、1891年(明治24年)に運用を開始した琵琶湖疏水の落差を利用した「蹴上水力発電所」(水路式、直流、160キロワット)です。これは、米国のコロラド州・アスペンの水力発電所を参考に建設されたもの。その後、国内でも水力発電を主体に電力需要は伸び続けました。1963年(昭和38年)には「黒四ダム」として知られる黒部川第四発電所が、長い年月と莫大な費用をかけて竣工しました。

水力発電の最近の動向

水力発電は、効率良く電力を発生させるため、水車の性能を向上させ、水中の土砂による機器の摩耗を低減させる装置の「延命化技術」など、現在でも様々な技術革新が取り入れられています。また最近では、地球温暖化対策として、用水路などで小出力ながらも発電できる「マイクロ水力発電」(小水力発電)の技術が注目されて、国内では地方自治体などを中心に整備が進められています。