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風力発電の歴史



エネルギー、動力としての風力の歴史は人類の文明の始まりからあり、なんと紀元前3600年頃のエジプトで、農業用水の灌漑に風車が使用されていたという記録が残っています。しかし、風力発電の歴史は、電気が発明された19世紀の末になってから始まるのです。

風力発電はデンマークで実用化された

風力発電はデンマークで実用化された

風力で発電しようという試みは、19世紀の終わりに欧米で始まりました。しかし、今日の風力発電技術の基礎的な技術を確立したのは、デンマークのP・ラクールです。彼は1891年(明治24年)に世界最初の風力発電装置を完成させました。そして、1897年(明治30年)には、風車の直径が23mにもなる、巨大な風力発電装置を実用化しました。彼はオランダ型風車を改良して回転数を向上させ、回転数を安定させるための回転調整器を発明し、さらに、自動リレーで蓄電池を充放電する仕組みで、電力供給を安定化させるなどのアイデアで、風力発電の実用化に貢献しました。その後、デンマークを中心に風力による商業発電が進み、現在の風力発電技術に結び付いているのです。

デンマークでの精力的な取り組み

20世紀になってから、様々な国で風力発電の研究開発が取り組まれました。その中でもデンマークは特に熱心で、ラクール以降も風力発電の研究開発を精力的に継続しました。現在の風力発電機の原型にもなっている「ゲスル風車」は、デンマークが研究開発したもの。風力による交流発電を既存の送電網に接続する技術開発を行ない、風力発電による電力供給網の整備に貢献したのもデンマークの電気技師のJ.ユールです。そのような技術的進歩と共に、同国の官民で構成する「デンマーク風力委員会」のもと、風力発電設備が建設された発電所は、1957年から10年間もの長期にわたり、実用稼働を継続しました。このように、風力発電はデンマークを中心に発達してきたのです。

石油危機で風力発電が復活

20世紀の後半は、電力需要が大幅に伸び、商用電力網が発達しました。ところが、風力発電に適した立地条件は限られているため、発電所の主力は火力発電、そして原子力発電となりました。ところが、1970年代の二度にわたる石油危機で、風力発電が再び注目を浴びるようになりました。石油を原料とした火力に変わるエネルギーとして、風力発電が再評価されるようになったのです。アメリカは風力発電への税優遇措置を設けて、国策としても風力発電を推進し、特にカリフォルニアでは、州税における優遇措置がとられました。カリフォルニアには、風況に恵まれた広大な未利用地があったので、風力発電には最適でした。こうした政策面と自然環境の有利性もあって、カリフォルニアに数多くの風車が立ち並ぶ、「ウィンドファーム」が建設されましたが、その後、石油危機が一段落し、風力発電への関心も下火になってきました。そして、最近になって地球環境問題が重要な問題となり、環境負荷の少ない風力発電が再び注目を集め、世界的な規模で積極的に導入されるようになったのです。

日本における風力発電の歴史

日本では、昔から水車は多く用いられていましたが、風車はあまり利用されませんでした。日本には台風が多いので、風車が壊れてしまうため、風車の建設があまり行なわれなかったようです。さらに、風力には広大な土地が必要だったのも風力発電が伸び悩んでいる理由です。ところが、近年、再生可能エネルギーが注目され、日本でも風力発電の開発や導入が少しずつ進んでいます。