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「めいわガス灯通り」



文明開化と言われた明治初頭に街を照らしたガス灯は、電気の普及で程なく姿を消しました。しかし、最近はやわらかくにじむようなガス灯のレトロな雰囲気が見直されて、日本各地でガス灯の街灯が復活しており、その中で最も規模が大きいのが、千葉県四街道市の「めいわガス灯通り」です。

228本が立ち並ぶ日本一のガス灯通り

228本が立ち並ぶ日本一のガス灯通り

全長2,238mのガス灯通りは世界最長で、そこに立ち並ぶ228本というガス灯の数は日本最多です。その規模と同時に注目されるのは、めいわガス灯通りが自治体の都市計画ではなく、地域の地権者の総意で作られたということです。

四街道市は都心まで電車で90分というベッドタウンですが、四街道駅の南に隣接するめいわ地区は、1985年から戸建用の住宅地として開発が始まり、そのとき90人程いた地権者で組織された土地区画整理組合が、街のシンボルとして発案したのがガス灯通りでした。

景観に配慮した地域づくり

組合ではガス灯の設置に伴い、電線を地中に埋設し景観を保つことを決め、区割りされた土地に家を建てる建設業者も限定して、地域のデザインに統一感を持たせる考えに基づき、めいわガス灯通りは約12億円の建設費をかけ、1992年に完成しました。メイン通りには市のシンボルとなる桜の花びらをイメージした166本のガス灯、周囲の遊歩道には石畳の道路の中央に62本のレトロ調のガス灯が設置されており、火灯し頃から夕闇までのレトロな雰囲気が住民に親しまれている他、昼の景観にも彩りを添えています。その後、ガス灯は維持管理の基金とともに、土地整理区画組合から市に寄付されました。

日本の新興住宅地は、区画単位、建設業者単位の発想で作られ、地域としての取り組みに欠けると言われる中で、めいわ地区のこの取り組みは全国から注目を集めました。

住民の意識が高い「自慢の地域」

面積約80ヘクタールのめいわ地区には戸建住宅を中心に約1,100世帯が住んでいますが、住民の多くが、地区の美観を守ると同時に、治安の維持にもつながり、閑静な住宅街の景観のシンボルであるガス灯通りを誇りに思っています。また、日本一のガス灯通りは、めいわ地区に限らず市民の散歩コースになっており、1999年からは「四街道ガス灯ロードレース大会」が始まり、1.2kmから10kmまでの4コースに子どもから高齢者まで毎年3,000人を超す市民が参加しています。

めいわガス灯通りは地権者の創意が「住みたい街」、「自慢の地域づくり」に貢献した好例です。