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下水道の歴史



下水道は、紀元前の昔からある人間の生活に欠かせないものでした。古代から人口の集中する都市部では下水処理は市民の健康に重大にかかわることであり、当時の施政者の重要な事業のひとつでありました。ここでは、世界と日本の下水道の歴史について紹介します。

世界の下水道

世界の下水道

世界的で最も古い下水道は、古代インド・インダス文明の栄えた都市に起源があるとされています。インドのモヘンジョ・ダロは紀元前3300年から紀元前2700年ごろに発展した都市ですが、この遺跡には精巧に設計された下水道の跡が発見されており、都市部の成熟とともに、世界では下水道が都市インフラに不可欠なものとして技術的にも衛生的にも発展してきました。上水道とともに文化のバロメーターであるとも言えます。

ヨーロッパの下水道

古代ローマにおいては上水道の歴史より古く、紀元前615年に建設された下水道が発見されています。当時のローマは7つの丘に囲まれており、その丘の上に都市が建築されていました。その丘で用いられた下水は、その丘に囲まれた谷川に流れる下水道が建設されました。中世ヨーロッパの下水道において雨水は地下に浸透させるか自然に流す以外の方策しかなく、下水を道路や溝に流した結果、コレラやペストなどの伝染病が発生したため、フランスのパリでは1370年に、ロンドンでは16世紀から本格的な下水道が建設されましたが、浄水設備はなく、河川の汚染は進んでしまいました。その後、人間の排泄物を流すための下水が本格的に建設されたのはロンドンでは1815年、パリでは1890年ごろまでかかりました。さらにその後、1914年には微生物を利用して汚れた水をきれいにする仕組みが開発されました。

日本の下水道

日本では古くから、農業でし尿を大切な肥料として利用しており、くみ取り式の便所を設置し、肥溜めで肥料化する方式があったため、河川への放流が少なく、汚染はそれ程ではなかったと言えます。しかしながら、そのことが、下水道の普及を遅れさせた原因であったと言われています。平安・平城京時代にも大規模な排水施設が道路計画とともに建設されており、都市の一部では井戸水や沢水を利用した「水洗便所」も存在していました。安土桃山時代には、豊臣秀吉の大阪城築城に際して大阪の街づくり一環として造られた「太閤下水」と呼ばれる排水溝があり、この一部は現在でも使用されている程のしっかりした設備になっています。近代になると、都市部では下水道が普及しましたが、上水道に比べると普及の度合いは遅く、現在でも一部の地域では下水道が整っていない地域もあり、下水道浄水場施設についても都市部では進んでいるものの、郊外や地方では整備が遅れており、生活用水による河川や湖沼の汚染が社会問題化しています。