電気会社・水道局・ガス会社情報
ガスの安全豆知識
調理に、お風呂に、暖房器具に、毎日の生活で活躍するガス。 事故を起こさず、安全に使うために正しい知識を身に付けておきましょう。
覚えて安心5ヵ条
マイコンメーターって何?

ガスの使用状態や圧力を監視する機器です。ガス漏れや地震発生時などに安全装置が働き、自動的にガスの供給を停止します。 ガスが止まってマイコンメーターのランプが点滅しているときは、まずガス栓を閉じます。マイコンメーターの復帰ボタンのキャップをはずし、 復帰ボタンをゆっくり押し込んだ後、すぐ戻します。約3分待って、赤ランプの点滅が消えたら、ガスが使えるようになります。 但し、ガス臭い場合はガス漏れが考えられ、危険ですので必ずガス会社に連絡しましょう。
お風呂に入っているときに地震が発生したら?
浴室やトイレは、狭い空間ながらも柱や壁が多いため、比較的安全だと言われています。 慌てて浴槽から飛び出して滑って転ばないよう、まずは落ち着きましょう。大きな揺れの場合は、浴室の扉を開けて出口を確保し、 揺れがおさまるのを待ちましょう。揺れがおさまったらガスの火を止めて、ガス栓も閉めて下さい。
安全装置のついたガスコンロが安心
吹きこぼれや風などでガスの炎が消えるとガスも止まる“立ち消え安全装置”や、 鍋底の温度が250度になるとガスを自動的にストップさせる“調理油過熱防止装置”がついたガスコンロを選ぶと安心です。
ガスコンロの上手な使い方

ガスコンロは、別の火口を使ったり、時間をおいて使うよりも、ひとつのコンロを続けて使った方が約4%熱効率がよくなります。バーナーの掃除をこまめにすることで、熱効率もアップします。
寒い夜にはガス給湯器の凍結に注意
寒波が到来し冷え込みそうな夜は、ガス給湯器のスイッチを切り、ガス栓をしっかりと閉めておきます。 配管が凍らないように、お湯の出る蛇口から細く水を出しておきましょう。蛇口の下に洗面器などを置けば、無駄に流すことなく溜まった水を利用できます。
気をつけたいNG5ヵ条
ガス臭いとき、換気扇をつけるのはNGG

ガス臭いと感じたら、まず窓を開けます。ガスは空気より軽いため、窓を開ければ屋外に拡散していきます。 このとき、換気扇を回すのはやめましょう。スイッチを入れたことで火花が出て、引火する危険性があるからです。次にガス栓を閉めます。それでもまだガス臭いときは、ガス会社に通報します。
ガスコンロの側にものを置くのはNG
ガスコンロの周囲に燃えやすいものを置かないようにしましょう。 紙類はもちろん、ペットボトルに入ったみりんや料理酒などの調味料も、熱で溶け出してしまう危険があります。また、グリルの通気口を塞ぐのも避けて下さい。
ガス小型湯沸かし器のひどいホコリはNG
ガス小型湯沸かし器は上部に汚れや目詰まりがないかどうか、ときどき点検しましょう。不完全燃焼の原因になることがあります。 また、使用中にたびたび火が消える、変な臭いがする場合は、販売店に修理・点検を頼むようにしましょう。
ガスストーブ使用中に電源プラグを抜くのはNG

ガスストーブやガスファンヒーターは、石油に比べて立ち上がりが早く、すぐに暖かくなるのが魅力です。 使用するうえで気を付けたいのは、ガスストーブ使用中に絶対に電源プラグを抜かない、ということ。不完全燃焼を起こし危険です。また暖房中は定期的に換気して下さい。
古いガス管はNG
ゴムのガス管はおよそ3年で寿命です。ゴム管が硬くなったり、ひび割れたりしたら、早めに取り替えましょう。 簡単にガス漏れチェックをするには、危なそうな箇所に石けん水を塗ってみて下さい。泡がブクブク出たら、ガス漏れしています。