電力会社・水道局・ガス会社情報(冬)
冬の電力会社・水道局・ガス会社情報
春から秋を経て、寒い冬に入ると共に電気、ガス、水道は様々な影響を受けます。第一に暖房器具を使用する頻度が増えることによって、電気とガス料金が上昇してしまう傾向が挙げられます。水道料金は気候による変動はさほど見られませんが、水道管の凍結など冬ならではの問題が予想されます。ここでは、電気、ガス、水道が受ける冬の影響について解説していきます。
電気が受ける冬の影響

寒さが厳しくなっていくにつれ、暖房機器を使用する頻度が多くなってきます。電気ストーブ、ホットカーペット、コタツ、ハロゲンヒーターなど、使用時間が長ければ電気代は加算されていきます。冬にこそ、ちょっとした工夫で電気代を抑える「節約術」を意識してみましょう。
部屋の環境を見直す
電気代を抑えるためにまず気にしたいのが、「暖かい部屋」を作ることができているかどうかです。例えば、どれだけ暖房機器を使って部屋を暖めていたとしても、通気性の良い夏用のカーテンをしていれば、暖気はすぐに外へ逃げていきます。設定温度を高くしても、思うように部屋が暖まらないケースがほとんどです。冬に移ると共に厚手のカーテンに替え、冷たい外気を遮断するために雨戸を閉めるなど工夫することをおすすめします。
暖房機器の設定温度を見直す
電気代節約のためにもっとも重要と言えるのが、エアコンやファンヒーターなど暖房機器の設定温度を見直すことです。寒くなるとつい設定温度を上げてしまいがちですが、機器のパワーを上げるにつれて電気代は上昇していきます。冬場の設定温度としては、20~22℃を目安にしましょう。エアコンの設定温度を1℃下げるだけで、電気代は10%の削減になると言われています。20~22℃に設定して寒さを感じることであれば、設定温度を上げるのではなく消費電力の少ない他の暖房器具と組み合わせて使いましょう。
ガスが受ける冬の影響
ガス料金も電気と同様に、寒さが厳しくなるにつれて上昇傾向にあります。気温が下がることによって湯を沸かすのに時間がかかったり、手を洗う際に温水を使ったりと、ガス料金が高くなる原因はいくつかあります。ガス料金に関しても、節約を意識して家計への負担を少しでも軽減したいもの。ここでは、冬に意識したいガス料金の節約方法について解説します。
湯沸かしにかかる時間
気温が低くなることで、水を温めて湯を沸かすために必要な時間は長くなってきます。水を温める時間が長ければ長い程、必要なガス量が多くなっていき料金は上昇します。そこで意識したいのが、ガスを使う際の火力や頻度。ガスコンロを使用する場合、寒いからといって強火にしてしまうのは禁物です。鍋からはみ出す程火力を強くしたとしても、火は外に逃げてしまい早く湯が沸くとは言い切れません。
また、風呂場での節約方法として、追い焚きの頻度を下げるという方法もあります。1日1回、10℃分の追い焚きをやめるだけで1ヵ月1,000円の節約になるというデータもあります。プロパンガス、都市ガスによって基本料金や従量料金は変わってきますので一概には言えませんが、少しの節約を意識するだけで家計への負担を減らすことができます。
水道が受ける冬の影響
一方で水道はガスや電気と異なり、冬だからといって特別に使用料金が上がってしまうケースはあまり見られません。しかし、冬ならではの水まわりトラブルと言えば「水道管の凍結」が挙げられます。ここでは、水道管の凍結に関する予防法や対処法について解説していきます。
水道管凍結の予防
一般的に気温がマイナス4℃以下になると、水道管の水が凍結する恐れがあると言われています。自然の気温を上げることは容易にできませんので、明朝が冷えそうだと感じたら、水道の蛇口から鉛筆の芯程度の太さで水を一晩中流し続けて下さい。その際、水を排水溝に流しっ放しにするのではなく、バケツ等に貯めておき再利用します。
水道管が凍結したら
水道管が凍結して水が出なくなったとしても、日中に気温が上昇すれば再び水は出るようになります。しかし、どうしても急いで水が必要となった場合には、凍った部分にタオルを被せてぬるま湯をかけて下さい。その際、熱湯を直接かけてしまうと水道管が破裂する恐れがあるので注意が必要です。